CollaboTips #2 でデザイナさんと仕事して学んだことを発表してきました
CollaboTips #2 で発表させていただきました。
デザイナさんとの仕事はただ開発者同士で仕事をするのとは異なる経験や悩みを多く得られます。
内容は良くも悪くも色々ですが、そこでの体験を通じて貴重だったと思うものについて書いてみました。
というより「それなくして協働できない」というものだと思っています。
発表資料はこちらです。
資料の中で「うまくいった」と感じた時はいくつかの条件が重なったのも大きかったと思っています。
- 少人数(2人)だった
- デザイナさんとのやりとりのリズムが合った
- 誰からも検討の邪魔をされなかった
だからこそ、お互いの良いと思うことをそのまま実践でき、「関係者の確認待ち」だとか「共有ミーティング」だとかいった余計な手間を排除できました。
当時利用したコラボツールとしては POP や Prott などがありますが、最終的には Prott に落ち着きました。
この辺りはデザイナさんが使いやすいものが選択されるのが一番だと思います。
また、プロトタイプ開発においてはビルドしたものをすぐに見せに行き、
そのまま端末を置いて帰る→端末を返してもらった時に意見交換する、といった流れが多かったです。
端末を渡すことでそれぞれの作業を止めることもないですし、「うっかり確認忘れ」が起きることも減るのかなと思います。
本当は配信して多くの人に見てもらって意見もらって、って方が良いとは思うのですが、
説明が面倒だったり、確認待ち時間が発生したりといった微妙な「ラグ」が作業リズムを狂わせてしまうように感じます。
この辺りは今後の課題として優先的に解決したいです。
こうした経験を通じて、時間的にも精神的にも「ラグ」を発生させない為に最も重要なことは
相手の考えを受け入れること
だと思っています。
今回の資料では各項目を列挙しているに過ぎないため、別の機会でいくつか掘り下げてみたいと思います。
iOS 界隈の人が多いのか、 Storyboard を使うかどうかという話をちょくちょく見かけます。
ですが、 Android ではどうなの?触らない?触れない?触らせたくない?という疑問もあったりします。
(積極的に触ろうとは思わないので、そんなものなのかな、くらいの感想ですが。。。)
ただ、デザイナさんが色々触れるようになるのは素敵なことだよなーと思う反面、その必要性に迫られているとしたら "変更内容の共有や確認" がネックになっているという気もします。
どのような解決策が将来においても有効なのかはわかりませんが、個々人のスキルセットの充実度に頼るやり方よりもそれぞれの専門性が活かされる仕組みの方が素敵だと感じます。